独リサイクル大手のアルバ・グループ（ベルリン）は15日、香港当局が実施した廃家電処理事業の公開入札で落札に成功したと発表した。受注高は同社史上最大の約3億ユーロ。アレバのアクセル・シュヴァイツァー社長は「長年にわたって培ってきたリサイクルのノウハウが中国でも評価された」と明言した。中国本土の他の都市でも受注獲得を目指している。
現地の物流企業と共同で合弁会社アルバ・インテグレーティド・ウエイスト・ソリューションズ香港を設立した。同合弁は年末にリサイクル施設を着工、2017年4月から運営を開始する。運営期間は10年。香港のリサイクル法に基づき冷蔵庫、洗濯機、テレビ、パソコンなどの処理を行う。
