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2015/5/13

経済産業情報

洋上風力発電の新設で独が世界トップに

この記事の要約

エネルギー、ヘルスケア産業向けのコンサルティング・調査会社である英グローバルデータは6日、ドイツの洋上風力発電新設容量が今年2,071メガワット(MW)となり、昨年(529MW)の約4倍に拡大するとの見通しを明らかにした […]

エネルギー、ヘルスケア産業向けのコンサルティング・調査会社である英グローバルデータは6日、ドイツの洋上風力発電新設容量が今年2,071メガワット(MW)となり、昨年(529MW)の約4倍に拡大するとの見通しを明らかにした。洋上風力発電パークの建設は技術的にハードルが高く、当初はトラブルが続発。プロジェクトが停滞していたが、各種の問題が解決されて設置のテンポが加速しており、これまで1位だった英国を一気に追い抜いて世界1位に浮上する。

世界全体の新設容量は昨年の1,681MWから今年は2.3倍の3,903MWに拡大する。ドイツはその半分以上を占める。

英国は昨年の813MWから801MWへと減少。中国(817MW)にも抜かれて3位に転落する。

一方、洋上風力発電タービンの昨年の新規受注規模は1,346MWで、前年の288MWから約4.7倍に拡大した。受注が最も多かったのは独シーメンスで690MWを記録。これに仏アレバが350MWで続いた。