墺建設大手シュトラバクSEの独子会社シュトラバクAG（ケルン）は12日の決算発表で、ドイツ国内の従業員数を中期的に1,000人拡大する方針を明らかにした。政府が道路インフラの整備・拡張方針を打ち出したことで、需要の増加が見込まれるためだ。シュトラバクAGの従業員数は1万1,561人。そのうち1万1,000人を国内が占めており、同社は約1割の人員拡大を行うことになる。
2014年12月期の営業利益（EBIT）は4,900万ユーロで、前期の1億3,000万ユーロを62.3％下回った。オランダの高速道路プロジェクトのトラブルが響いた格好。最終利益は9,900万ユーロから500万ユーロへと激減した。完工料収入は微減の42億1,500万ユーロだった。
新規受注高は6.5％増の44億500万ユーロで、12月末時点の受注残高は7.8％増の34億1,000万ユーロに拡大した。
