IT大手の米アップルがドイツのソフト会社メタイオ(Metaio)を完全買収したことが5月28日、明らかになった。メタイオはミュンヘンに拠点を置く拡張現実ソフト開発会社。アップルはメディアの問い合わせに対し「小規模企業を時々、買収することがある。その背後にある理由や計画については説明しない」と回答するにとどめた。同社は過去1年半の間に27社を買収している。
メタイオは2003年の設立で、例えば高級スポーツ車のフェラーリ、家具製造販売大手のイケア向けに拡張現実ソフトを開発した。イケア向けのソフトでは同社製家具を顧客の部屋に設置した場合、どんな具合になるかをタブレット上で可視化できる。