今世紀中に脱炭素経済実現へ、G7合意

独南部のエルマウで開催された主要7カ国首脳会議(G7)は8日、最終報告書を採択し終了した。最大の目玉は二酸化炭素(CO2)の排出を今世紀中にゼロまで引き下げ、世界の平均気温上昇幅を最大2度に抑制するというもので、まずは2050年までにCO2排出量を2010年比で40~70%削減する。温暖化防止対策の資金的なゆとりのない途上国向けには20年から年1,000億ドルの資金が投入できるようにする。年末にパリで開催される国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に弾みをつけた格好だ。

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