乗り物玩具や自転車、フィットネス機器の製造を手がける独ケットラー(エンゼ)は3日、自己管理型経営再建手続きの適用をアルンスベルク区裁判所に申請したと発表した。投資会社による敵対的な買収を回避するとともに、事業を再編することが狙いだと説明している。詳細は明らかにしていない。
ロイター通信によると、同社はリストラ計画について投資大手カーライルと最近まで協議を進めてきたが、合意に至らず話し合いを凍結。他の投資会社との交渉に乗り出した。カーライルはケットラーの債務1,200万ユーロをコメルツ銀行から買い取ったという。