独保険協会（GDV）は13日、保険の対象となっている自転車の盗難件数が昨年は前年比11％増の21万台（暫定値）となり、5年来の高水準に達したと発表した。1台当たりの被害額は490ユーロで、保険金総額は11％増の1億ユーロに上った。自転車盗難件数は7％増の34万件だった。
一方、価格比較サイトbilliger.de（ビーリガー・デーエー）によると、住民10万人当たりの自動車盗難件数が昨年最も多かった都市は東部国境のコトブスで、2,030件に達した。これに東部のマグデブルク（1,638件）、北部ミュンスター（1,509件）が続く。ミュンスターは自転車道や駐輪施設が充実した自転車利用者に優しい都市として有名。
GDVは、犯人は犯行に3分以上の時間を要するようなら窃盗行為を断念すると指摘。自転車用のカギはしっかりしたものを購入するよう推奨した。価格としては自転車本体の5～10％が妥当だとしている。
