ドイツ連邦統計局が7日発表した2015年1-6月期(上半期)の輸出高(暫定値)は前年同期比7.0%増の5,953億ユーロとなり、上半期では11年来の高水準に達した。ユーロ安が追い風となりユーロ圏外向けが大きく増加。輸入高は3.0%増の4,716億ユーロにとどまっており、貿易収支の黒字幅は前年同期の987億ユーロから1,237億ユーロへと大幅に拡大した。
輸出を仕向け先地域別でみると、欧州連合(EU)域外向けとEUのユーロ非加盟国向けはそれぞれ8.9%、8.4%の伸びを記録した。ユーロ圏向けは3.6%増と比較的小幅な伸びにとどまった。
輸入はEU域外が3.8%増、EUのユーロ非加盟国が3.1%増、ユーロ圏が2.4%増だった。
6月の輸出高は前年同月比13.7%増の1,059億ユーロとなり、3カ月ぶりに2ケタ台の伸びを記録した。輸入高は同6.4%増の819億ユーロで、貿易黒字は前年同月の162億ユーロから240億ユーロへと拡大。経常黒字幅も169億ユーロから244億ユーロに広がった。