タイヤ大手の仏ミシュランが独化学労組IG BCEとの間で新たな労使協定を締結した。マインツの地方紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』が報じ、IG BCEが追認したもので、労働時間柔軟化の見返りとして、経営上の理由による整理解雇を2020年末まで見合わせるほか、1億ユーロのケタ台の投資を実施することを確約した。同社は報道内容へのコメントを控えている。
今回の協定では受注状況に応じて労働時間を週35~40時間とすることが取り決められた。超過分は労働時間口座に貯蓄される。
ミシュランのドイツの従業員数は計5,500人強。各拠点の従業員数は統括拠点のカールスルーエが1,500人、バート・クロイツナハが1,500人、ホームブルクが1,400人、バンベルクが1,000人、トリーアが110人となっている。