業務用キッチンシステムなどを手がけるスイス企業フランケ・ホールディング(アールブルク)が、業務用金属製ビール樽を製造する独子会社フランケ・ベバリッジ・システムズの売却ないし合弁化を模索している。広報担当者の確認を得た情報として22日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。ビール樽は中核事業の属さないため、売却あるいは合弁化した方が同子会社の将来の発展に寄与すると判断した。
フランケ・ベバリッジ・システムズは独西部のクロイツタールに本社を置く企業で、フランケによるとステンレス製ビール樽の世界最大手。従業員はドイツ本国が140人で、米国にも40人いる。昨年は売上高が9,600万ユーロ、営業利益(EBITDA)が2,200万ユーロだった。