アイルランドの格安航空(LCC)大手ライアンエアー(ダブリン)は9月30日、ベルリン発着のフライトを2016年夏季シーズンから大幅に拡充すると発表した。新たに18路線を開設するほか、既存路線の運行数も拡大する計画で、10月27日にはベルリンにオペレーティング・ベースを開設する。独航空市場シェアを現在の5%から20%に引き上げ、シェア上位のルフトハンザ、エア・ベルリンの2社を追撃する。
新設するのはアリカンテ、アテネ、バルセロナ、バリ、ボローニャ、ブラチスラバ、ブリュッセル、ケルン/ボン、グラスゴー、マラガ、マルタ、オスロ、パルマ・デ・マヨルカ、ピサ、ローマ、テネリフェ、バレンシア、ベネチア行きの18路線。既存のダブリン路線は1日2便、ロンドン路線は同3~4便、ミラノ路線は2便に増やす計画で、週のフライト本数は計219便に拡大することになる。