ドイツの大学の国際的な評価が上昇している。英教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』が9月30日発表した世界大学ランキング2015/16年版によると、トップ200に入ったドイツの大学は20校で、昨年から8校も増加した。最先端の研究を行う大学を重点的に支援する政策が奏功したとみられる。
トップテンのうち米国の大学は6校、英国は同3校を占め、アングロサクソン系以外では唯一、スイスのチューリヒ工科大学(9位)がランクインした。ドイツの大学では29位のミュンヘン大学が最高で、ハイデルベルク大学(37位)、ベルリン・フンボルト大学(49位)が50位以内に入った。日本では東大が43位につけている。
世界の上位800校に入ったドイツの大学は37校で、米国、英国、日本に次いで4番目に多かった。
同誌は教育、研究、国際性など計5分野の評価をもとに総合ランキングを作成した。