自動車の設計・開発サービスを手がけるエダック(スイスのアルボン)は2日、独フランクフルト市場で新規株式公開(IPO)を実施した。初値は売出価格(19ユーロ)を上回る19.55ユーロで、終値も22ユーロと好調だった。
完全親会社である投資会社アトンが保有株を放出した。上場規模はグリーンシューオプションを含めて1億9,100万ユーロで、浮動株比率は36.75%。アトンは今後、出資比率を50%まで引き下げる考えを示唆している。
エダックは今回のIPOに先立って本社をドイツからスイスに移転した。エダックをスイス法に基づく会社とすることでアトンは同社に対する強い影響力を保つ狙いという。