製造業受注2カ月連続増加、11月+1.5%に

ドイツ連邦経済省が7日発表した2015年11月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.5%上回った。9月までは4カ月連続で低下していたが、ここにきて2カ月連続で上昇。経済省は「需要は緩やかに回復してきた」との見方を示した。

国内受注が2.6%増えて全体をけん引。ユーロ圏外は1.5%増となり3カ月連続で上昇した。ユーロ圏(ドイツを除く)は0.5%減少し、2カ月ぶりに落ち込んだ。

部門別では中間財が4.8%増と大きく伸びた。国内が6.0%増加し、ユーロ圏とユーロ圏外もそれぞれ3.1%、3.8%伸びた。

投資財は0.1%減。ユーロ圏外が0.8%増加したものの、ユーロ圏と国内はそれぞれ1.0%、0.6%落ち込んだ。

消費財は2.4%下落した。ユーロ圏が11.8%減少し足を強く引っ張った格好で、国内は3.7%増加した。