ネスレ・ヘルス・サイエンス―腸内感染治療薬で提携―

スイスの食品大手ネスレ(ヴェヴェイ)は11日、製薬子会社ネスレ・ヘルス・サイエンスが米バイオ企業セレス・セラピューティックスと提携したと発表した。セレスが開発中の腸内感染症治療薬「エコビオティクス」の開発を支援。市場投入につなげる考えだ。

エコビオティクスは炎症性大腸炎(IBD)とクロストリジウム・ディフィシレ感染症(C.diff)を対象とするバイオ医薬品。ネスレ・ヘルス・サイエンスはまず、前払金1億2,100万スイスフランをセレスに支払い、開発の進展や販売に応じてマイルストーンとライセンス料も支払う。順調にいけば、数年後に市場投入できるとみている。

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