フォルクスワーゲン・リーシング―カーシェアプロジェクトを中止―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のリース子会社フォルクスワーゲン・リーシング(ブラウンシュヴァイク)は15日、独北部のハノーバーで展開しているカーシェアリングのパイロットプロジェクト「クイカー(Quicar)」を3月末で中止すると発表した。利用者が少なく採算が合わないためで、4月からはVWの蘭カーシェア子会社グリーンホイールズが同市で事業を開始する。

クイカーは2011年11月にスタートしたプロジェクトで、当初は車両200台を提供していたが、現在は120台に減少。登録会員も約1万2,500人にとどまる。他の都市でも展開するとした当初の計画は実現していない。

グリーンホイールズはVWの金融サービス子会社フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービシズから60%の出資を受けており、現在はオランダのほかドイツの21都市でカーシェア事業を展開。保有車両数は約2,000台に上る。

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