消費者景況感が安定、2月向けは横ばいの9.4に

市場調査大手GfKが2月27日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は9.4となり、前月(1月)の確定値と同水準を保った。難民問題やテロリスクの高まりなどマイナス要因があるものの、雇用の安定や収入増、燃料価格の低下を受けて消費マインドは安定している。

景気の見通しに関する1月の指数(2月向け予測値の算出基準の1つ)は4.2となり、前月(12月)から1.3ポイント上昇した。長年の平均値であるゼロを上回るのは2カ月連続。所得の見通しに関する1月の指数は3.6ポイント減の47.2へと落ち込んだものの、依然として高い水準を保っている。高額商品の購入意欲に関する1月の指数は前月を3.7ポイント上回る52.7へと改善し、昨年7月以来の高水準に達した。

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