長距離鉄道利用者にEVレンタル、DBが新サービス

長距離列車の利用者に電気自動車(EV)を安値でレンタルするサービスをドイツ鉄道(DB)が18日から開始する。利便性を高めることで顧客満足度を向上させ、同社から顧客を奪う長距離路線バスに対抗する狙いだ。まずは首都ベルリンの中央駅とジュドクロイツ駅でパイロットプロジェクトを実施する。

インターネットでベルリン行きの長距離列車を予約した顧客に現地でのEVレンタルサービスを追加で提供する。EV利用料金はオールイン・プライスで1日29ユーロと低く設定している。

車両は仏プジョーの4ドアEV「アイオン」で、当初は14台でスタートする。主に出張者や観光客の利用を想定している。

同サービスを利用できるのはDBのカーシェアリング子会社フリンクスターの顧客に限られる。それ以外の旅客は長距離列車の予約時にフリンクスターで顧客登録(無料)を行えばEVを借り受けることができる。

利用者はベルリン中央駅とジュドクロイツ駅のインフォメーション(DB Information)で運転免許証を提示したうえで、EVの駐車されている場所に行き、フリンクスターのアプリないし顧客カードを使ってドアのロックを解除する。

上部へスクロール