10~12月のGDP、住宅需要や難民急増が押し上げ

ドイツ連邦統計局は2月23日、2015年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、建設投資は旺盛な住宅需要を背景に前期比で実質(物価・季節要因・営業日数調整値)2.2%増となり全体をけん引。政府最終消費支出も難民急増を受けて1.0%増加した。内需は0.8%増と好調だった。

GDP成長率0.3%に対する内需の寄与度は0.8ポイントに達した。一方、外需(輸出-輸入)は輸出が0.6%縮小し、輸入が0.5%拡大したことから、成長率への寄与度がマイナス0.5%となり、成長の足を強く引っ張った。(表を参照)

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