2月失業者数が前月比で減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した2月の失業者数は291万1,000人で、前月を9,000人下回った。2月は例年、失業者数がピークに達するが、今年は暖冬の効果で減少。季節要因を加味した実質では減少幅が1万人だった。失業率は6.6%(名目)で、前月から0.1ポイント低下した。

シリアやバルカン諸国など難民が多い国の出身者に限ると、失業者数は31%増加した。難民認定を受ける外国人の増加が反映された格好で、これらの国の出身者では失業者数が今後さらに拡大する見通しだ。

国際労働機関(ILO)基準の1月の失業者数は182万人で、失業率は4.3%だった。

2月求人件数は61万4,000件で、前年同月から9万5,000件増加。前月比でも実質2,000件拡大した。求人指数BA-Xは209で、前月を1ポイント下回った。

専門人材は流通、メカトロニクス、エネルギー・電機、交通・物流業界で最も不足。これに金属製造・加工、金属製品、機械・自動車、医療が続いた。

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