航空貨物取扱量、昨年は3年ぶりに減少

ドイツ連邦統計局が2月23日発表した同国の2015年の航空貨物取扱量(トランジットを除く)は430万トンとなり、前年比で0.2%落ち込んだ。減少は3年ぶり。国外からの貨物の取卸量が0.8%減少したことが響いた格好。国外向けの貨物積込量は0.3%増とわずかながら拡大し、国内貨物の取扱量も2.5%増加した。

貨物積込量を仕向け先地域別でみると、欧州が9.4%増と好調で、全体をけん引した。欧州域外はアフリカが9.2%増となった以外は軒並み減少した。(表を参照)

国別では韓国向けが17.2%増と大きく伸びた。中国(香港を含む)は12.4%減少。米国も1.2%落ち込んだ。

国外からの貨物の取卸量では日本が4.5%増加し、中国(同)も0.7%増えた。米国は1.2%減。韓国は25.6%減と大幅に縮小した。