高級テレビ・音響機器の製造を手がけるデンマーク企業バング&オルフセン(ストルーア)を中国企業、耀莱集団(スパークルロール・グループ)が買収する方向だ。耀莱が22日、明らかにしたもので、取引価格などいくつかの点を除いてすでに合意が成立しているという。バング&オルフセンは昨年、事業の部分ないし全面売却に向けて投資家と交渉していることを明らかにしていた。
耀莱は高級車、宝飾品、時計などのぜいたく品販売に特化した流通事業者で、バング&オルフセンとはすでに販売提携している。
高級民政家電メーカーは低価格の韓国製品などに押されて業績が悪化しており、バング&オルフセンは今月、テレビ生産を韓LGに委託することを明らかにした。