バイエルから分離・独立した樹脂大手コベストロ(レバークーゼン)が25日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITDA)は前期比29.3%増の5億800万ユーロと大幅に拡大した。中核3部門すべてが増益を確保、特にポリカーボネートとポリウレタン部門が好調だった。純利益は1億8,200万ユーロで、58.3%増加した。
売上高は5.9%減の28億7,500万ユーロに落ち込んだ。販売価格が平均10.5%低下したことが響いた格好で、販売量は5.3%増加。中核3部門では同増加幅が8.5%に上った。
ポリカーボネート部門のEBITDAは52.6%増の1億7,700万ユーロと大きく拡大。ポリウレタン部門も39.9%増の2億1,400万ユーロと好調だった。コーティング・接着剤・特殊品部門は1億3,900万ユーロで、6.1%増加した。