工作機械業界1-3月受注8%増に、ユーロ圏外がけん引

独工作機械工業会(VDW)がこのほど発表した独業界の1-3月期の新規受注高は前年同期比8%増と大きく伸びた。ユーロ圏外が18%増と好調で全体が押し上げられた格好。特に中国のプロジェクト事業が大きなけん引車となった。VDWは「中国製造業の構造転換は設備の近代化を伴うものだ」として、ドイツ製工作機械の需要は今後も拡大するとの見方を示した。

ユーロ圏(ドイツを除く)の新規受注は14%減少した。比較対象の2015年1-3月期は受注水準が高く、その反動が出たという。

国内受注も横ばいにとどまった。1-2月期は前年同期を上回っていたものの、3月は前年同月比17%減と大きく後退。足を強く引っ張った。

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