義歯治療費の平均は1580ユーロ、最高はバイエルン州

ドイツの義歯治療費は平均1,580ユーロ(2014年)に上ることが、公的健保最大手のバーマーGEKが3日発表した歯科レポートで分かった。州別でみるとバイエルンなど南部の州で高く、東部州では低い傾向がみられる。南部州は所得水準が高いことから、費用は低いものの見た目の悪い金属製義歯を避けて高額なセラミック製を選ぶ人が多いもようだ。

義歯治療費が最も高い州はバイエルンで、平均1,719ユーロに上った。これに西部のノルトライン・ヴェストファーレン(1,672ユーロ)、南部のバーデン・ヴュルテンベルク(1,664ユーロ)、南部のラインラント・ファルツ(1,629ユーロ)が続く。バーマーGEKのクリストフ・シュツラオプ理事長によると、バイエルンでは患者の9割がセラミック製を選ぶという。

一方、最低は東部のザクセンで1,302ユーロにとどまった。2位はザクセン・アンハルト(1,371ユーロ)、3位はメクレンブルク・フォーポマーン(1,302ユーロ)と東部州が続いた。

上部へスクロール