製造業売上2カ月連続減少、3月は-1.1%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した3月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。国内が1.3減、ユーロ圏(ドイツを除く)が0.5%減、ユーロ圏外が1.1%減とすべての地域で後退した。

主要部門をみると、ユーロ圏外での大幅な売上増を受けて金属製品が0.3%増加したのを除きすべて落ち込んだ。下落幅が最も大きかったのは自動車・自動車部品とゴム・樹脂製品で、1.5%に上った。これに金属製造・加工(0.9%減)、情報機器/電子・光学製品(0.8%減)、電気設備(0.7%減)が続いた。機械は0.3%減、化学は0.2%減だった。

3月の製造業売上(物価・営業日数調整値)は前年同月比では0.7%増加した。ユーロ圏が5.2%伸びて全体をけん引。国内とユーロ圏外はそれぞれ0.3%、0.5%落ち込んだ。

1~3月の製造業売上(同)は前年同期を1.5%上回った。ユーロ圏が4.4%増加。国内も1.3%伸びた。ユーロ圏外は0.5%減少した。

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