シュティール―中国企業に出資―

チェーンソー大手の独シュティール(ヴァイプリンゲン)は20日、中国の電池・電気製品メーカー常州格力博有限公司(グローブ・ツールズ)に資本参加すると発表した。部品調達、開発、生産分野でシナジー効果を引き出すとともに、製品の幅を拡大することが狙い。出資比率については「少数出資ながら高い比率」と表現するにとどめ、具体的な数値を明らかにしていない。出資額についても公表しないことで合意した。

グローブ・ツールズは常州のほか、香港、米ムーアズビル、カナダのニューマーケットに事業拠点を持つ。従業員数は約4,000人。主に北米の顧客に製品を供給し、欧州でも販売を行っている。昨年は3億2,500万ドルを売り上げた。

シュティールは同社との提携により、ローエンド製品の幅を増やすほか、ハイエンド製品の価格競争力を高める考えだ。

上部へスクロール