企業向けソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)は18日、オンデマンド3Dプリント事業で物流大手の米UPSと提携すると発表した。3Dプリンターを用いたUPSの積層造形サービスおよび配達網と、SAPのサプライチェーン管理ソリューションを統合。顧客企業が必要な部品の生産をワンクリックで発注できるようにする。様々な規模の企業の利用を想定しており、顧客企業の在庫抑制や短期生産コストの削減、製品アイデアの速やかな具体化に寄与できるとしている。
顧客企業に対しては同サービスの費用と従来型生産の費用を自動的に比較できる便宜も提供。発注するかどうかの決定を顧客が下しやすくする。