メルク―シグマ・アルドリッチ買収が奏功、大幅増収増益に―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が19日発表した2016年1-3月期(第1四半期)の売上高は前年同期比20.5%増の36億6,500万ユーロと大幅に伸びた。米試薬大手シグマ・アルドリッチの買収が奏功した格好で、営業利益(EBITDA、特別要因を除く)も27.0%増の10億8,400万ユーロに拡大。売上高営業利益率は前年同期の28.0%から29.6%へと上昇した。純利益は前年同期(2億8,200万ユーロ)の2.1倍の5億9,100万ユーロに達した。

第1四半期の好調を受け、同社は16年12月期の売上高が前期の128億4,470万ユーロから148億~150億ユーロに拡大するとの予測を発表した。EBITDA(同)も過去最高となった前期の36億2,980万ユーロから41億~43億ユーロに増えると見込んでいる。

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