ドイツの鉱工業企業の10.5%がサイバー保険に加入していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)の調査機関が実施したアンケート調査で分かった。「加入を計画」ないし「加入を検討中」との回答もそれぞれ9.2%、26.1%あり、加入済みと加入に前向きな企業の合計は約46%に上る。BitkomのITセキュリティ担当者はサイバー保険の種類が増えていることを指摘したうえで、企業は契約の前にどのようなサービスパッケージが自らに最も適しているかをよく検討すべきだとアドバイスした。
また、サイバー攻撃を過去2年間に受けたドイツ企業の割合が51%だったのに対し、鉱工業企業では同69%と高いことを指摘。鉱工業ではリスクが高いとして技術・組織的な対策のほか、被害を受けることを想定してサイバー保険に加入するのが好ましいとの認識を示した。
調査は従業員数10人以上の独鉱工業企業504社を対象にBitkomリサーチが実施した。