指の仕草で機器を操作、インフィニオンが試作品共同開発

半導体大手の独インフィニオンは20日、指の動作だけでタッチレスで操作できる機器の試作品をIT大手の米グーグルと共同開発したと発表した。両社は「Soli」という名の同技術の開発で昨年5月に提携。1年間で成果を出した。

Soliはグーグルの先端技術開発チームであるATAPが手がけるソフトウエアと、インフィニオンのレーダーチップを組み合わせた技術。開発した試作品はスマートウオッチとスピーカーで、米マウンテンビューでのデベロッパー・カンファレンスで公開された。両試作品にはスイッチやボタンが付いておらず、操作はすべて宙にかざした指の動きで行う。

両社は家電やウエアラブルのほか、自動車、つながる工場など幅広い分野での利用を視野に入れている。

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