自動車大手の独ダイムラーは5月25日、スタートアップ企業支援のプラットフォーム「スタートアップ・アウトバーン」を米国の有力アクセラレーターであるプラグ・アンド・プレイなどと共同で立ち上げると発表した。自動車産業が盛んな地元シュツットガルトの技術革新力を一段と高めることが狙い。主に自動車分野のハード、ソフト企業を募って事業計画のコンテストを実施し、勝利した企業に必要な支援を行う考えだ。
世界各地のスタートアップ企業が応募できる。スタートアップ・アウトバーンは応募企業の選考を行い25社程度に絞り込んだうえで、7月16日にコンテスト(セレクションデー)を実施。勝利した企業にまず3~6カ月のコーチングや助言を行ったり、試作品製造用の施設を提供する。
勝利した企業はその後、発表会(エキスポデー)でプレゼンテーションを実施。説得力があれば出席した投資家から援助を受けることができる。
スタートアップ・アウトバーンにはダイムラーとプラグ・アンド・プレイのほか、シュツットガルト大学、次世代自動車の研究を行う産学官の協働機関ARENA2036が参加している。