ドイツ茶連盟が5月26日発表した国内の茶の消費量は昨年、1人当たり28リットルとなり、過去最高を更新した。消費量は10年連続で増加しており、昨年は2005年を3リットル上回った。
消費量全体の70%を紅茶が占めた。緑茶は30%で、05年の20%から大幅に伸びている。
北海に面した東フリースラント地方は消費量がダントツで多く、1人平均300リットルを超えた。これは英国平均を約100リットル上回るという。同地方は独特の紅茶文化を持つことで有名。
昨年の茶の輸入量は5万7,171トンだった。最大の輸入先国・地域は中国で24.8%を占めた。これにインド(20.9%)、スリランカ(13.6%)、アフリカ(11.5%)、インドネシア(7.5%)、南アメリカ(4.6%)が続く。
茶の販売ルートでは食品販売店・ディスカウントスーパーが全体の52.3%を占めた。2位は専門店(17.4%)、3位は飲食店・大口消費者(4.6%)だった。