独メーカーの6割以上は英国が欧州連合(EU)を離脱しても事業に影響がでないとみていることが、Ifo経済研究所が22日発表した企業アンケート調査結果で分かった。英国では23日、EU離脱(ブレグジット)の是非を問う国民投票が実施され、離脱支持が過半数を制した。
同調査結果によると、ブレグジットの「影響を受ける」との回答は38%にとどまった。「影響を受けない」は61%と圧倒的に多く、「プラスに働く」も1%あった。
「影響を受ける」とする回答の比率が低かったのは内需型の業界で、繊維・衣料・革製品は21%、食品・飲料・たばこは28%にとどまった。一方、輸出産業では同比率が高く、電機は52%、自動車は49%、金属は45%、機械は43%に上った。
企業の規模別でみると、従業員数500人超の事業者で53%と割合が高かった。
調査は独メーカー1,478社を対象に6日から21日にかけて実施された。