ベルテルスマン―印フィンテックに出資―

メディア大手の独ベルテルスマン(ギュータースロー)は6月29日、同社を中心とするシンジケートがインドのフィンテック、レンディングカート(Lendingkart)に3,200万ドルを出資すると発表した。戦略市場と位置づけるインドでデジタル事業を強化することが狙い。

レンディングカートは専用のプラットフォームを通して中小企業向けの事業資金仲介事業を手がける新興企業。アルゴリズムを利用して融資審査をすべて自動で実施し、24時間以内に資金を提供することも多いという。

レンディングカートは今回の調達した資金で、プラットフォームの性能を高めるほか、新たなデジタル商品を投入する。またサービス対象とする都市をこれまでの135から拡大していく。

ベルテルスマンは2014年、蘭フィンテックのアフターペイを買収した。中国のフィンテック分期楽(Fenqile)、mo9(moKredit)にも出資している。

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