卸売物価の下げ幅4カ月連続で縮小、7月は-1.4%に

連邦統計局が12日発表した7月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比1.4%減の104.5となり、これまでに引き続き低下したものの、減少幅は4カ月連続で縮小した。指数自体は前月を0.2ポイント上回る104.5へと増加し5カ月連続で上昇しており、卸売物価の上げ基調が鮮明となっている。直近のボトムである2月(102.2)に比べると2.3ポイント高い。

鉱石・金属は前年同月比0.1%増となり、前月の3.0%減から3.1ポイント上昇。動物は2.0%減から9.1%増へと大きく反転した。

下げ幅が大きかったのはリサイクル素材で12.5%に達した。石炭・石油製品は同11.9%、穀物・葉たばこ・種子・飼料は9.1%、化学製品は7.4%、牛乳・乳製品・卵・食用油脂は5.1%だった。果物・野菜・じゃがいもは5.3%上昇した。

卸売物価指数は前月比では0.2%増となり、5カ月連続で上昇した。動物(5.9%増)、果物・野菜・じゃがいも(5.0%増)で上げ幅が大きく、鉱石・金属も2.4%高くなった。

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