フォルクスワーゲン―7月グループ販売0.6%減少―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が12日発表した7月のグループ販売台数は前年同月比0.6%減の78万7,300台とやや落ち込んだ。主力のVWブランド乗用車が1.8%減の44万9,100台に後退。高級車ポルシェも6.8%減って1万90,300台となった。

そのほかの主要ブランドはすべて増加した。各ブランドの実績はアウディが2.3%増の14万9,400台、シュコダが1.0%増の8万3,700台、セアトが0.2%増の3万4,900台。商用車はスカニアが2.9%増の6,600台、VWブランド商用車が2.2%増の3万4,500台、MANが0.1%増の8,700台だった。

グループ販売を地域別でみると、アジア・太平洋が11.6%増の31万1,400台と好調で、全体をけん引。最大市場の中国は16.0%増えて28万5,900台に達した。中東欧も6.1%増の5万3,500台に拡大した。一方、西欧は6.6%減の27万200台と振るわず、北米も0.3%減の1万3,400台へと縮小。米国は5.1%減の5万1,300台に落ち込んだ。南米は23.5%減の3万7,400台と、これまでに引き続き大きく落ち込んだ。

1~7月のグループ販売台数は590万4,100台で、前年同期を1.3%上回った。VWブランド乗用車とMANがそれぞれ0.9%減少した以外はすべて増加した。地域別でも北米と南米を除いて拡大している。

上部へスクロール