フリモ―投資会社が買収―

投資会社ドイチェ・ベタイリグングスAG(DBAG、フランクフルト)は9日、自動車産業向けの工具や樹脂部品製造機械メーカーである独フリモ(Frimo)の持ち分80%を取得し子会社化すると発表した。フリモの事業グローバル化を支援する。取引金額は非公開。当局の審査を経て買収手続きが9月に終了すると見込んでいる。

フリモはオスナブリュック東部のロッテに本社を置く企業で、従業員数は1,400人、2015年の売上高は2億700万ユーロ。ハンガリーと米国、中国に事業拠点を持つ。今後は米中とメキシコで事業を拡大していく考えだ。

自動車業界では高品質でカスタマイズされた内装の需要が増えている。フリモの製品はそうした内装用部品の少量生産に適していることから、DBAGは将来性が高いとみて買収に踏み切った。

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