BASF―韓国で耐熱性樹脂の生産能力拡張―

化学大手の独BASFは8日、韓国南部の麗水(ヨス)工場で耐熱性の高い特殊樹脂ポリアリルスルホンの生産能力を拡張すると発表した。需要の拡大を受けた措置で、来年末から新生産ラインを稼働させる予定だ。

年産能力6,000トンの生産ラインを設置する。これにより同社のポリアリルスルホン生産能力は2万4,000トンへと拡大する。BASFは本社所在地のルートヴィヒスハーフェンと麗水で同樹脂を生産。麗水での生産は2014年に開始した。

ポリアリルスルホンは家電、車両、航空機などの部品に投入される。BASFは「ウルトラゾーン」ブランドで同樹脂を販売している。

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