フォルクスワーゲン―「パサート」工場の生産調整を拡大―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が独北部エムデンの工場で生産調整を拡大する。複数の地元メディアが報じ、同社が追認したもので、中型車「パサート」の販売不振を受けた措置と説明している。

エムデン工場のアンドレアス・ディック工場長は10月4~7日と12月19日~1月3日の計20日間、操業を停止することを9月初旬に明らかにした。同社は今回さらに10月10日、28日、11月4日の計3日を追加。合計日数を23日へと拡大した。広報担当者は年内にさらに増やす可能性を排除していない。

従業員の代表である事業所委員会はパサートの販売不振を受けて、さらなるモデルの生産をエムデン工場に割り振るよう要求している。

同モデルの生産台数は昨年26万4,000台だった。今年はこれを下回るのが確実となっている。

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