電機大手のシーメンス(ミュンヘン)がドイツ本国で人員削減を実施する。対象となるのはプロセス&ドライブ部門。石油安を受けて石油・天然ガス業界からの受注が低迷していることが背景にあり、同業界向けにターボ機械を生産するMANディーゼル・アンド・ターボも23日に生産再編・人員削減計画を打ち出した。
シーメンスはプロセス&ドライブ部門の独従業員1,700人を削減することで従業員代表と合意した。対象となる拠点はルーストルフ(人員削減規模600人)、ニュルンベルク(同590人)、バート・ノイシュタット・アン・デア・ザーレ(370人)、エアランゲン(130人)。人員削減は2020年9月末まで4年をかけて実施する計画で、整理解雇は行わない。リストラ費用2億~3億ユーロを見込む。