企業向けソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)は9月28日、モノのインターネット(IoT)分野に今後5年間で総額20億ユーロを投資すると発表した。IoTの世界市場規模が2020年までに2,500億ユーロに達すると予想しており、拡大する需要を取り込んでいく考えだ。企業と官公庁向けのソリューションを開発し販売していく。
同社の高速インメモリデータベース「HANA」をベースにソフトのパッケージを開発する。提携やマーケティング、買収にも資金を投じる考えで、20億ユーロの投資予算には今年実施した機械保守ソフト開発のプラットワン(伊)とフェデム(ノルウェー)の買収も含まれる。