ドイツ鉄道が長距離料金を3年ぶりに値上げ

ドイツ鉄道(DB)は9月30日、長距離鉄道料金を12月11日付で平均1.3%引き上げると発表した。値上げは3年ぶり。これまでは長距離路線バスへの乗客流出を受けて料金を据え置いてきたが、新たな車両や無料無線LANサービスの投入計画を踏まえて値上げに踏み切った。鉄道旅客団体プロ・バーンは、割引チケットの販売拡大などで利益が落ち込んでいることを踏まえると料金引き上げはやむを得ないとの見解を示した。

通常運賃を平均1.9%、定期券を同3.9%引き上げる。運賃割引カード「バーンカード」は割引率25%と50%の商品で料金を据え置くものの、同100%の商品では2.5%値上げする。座席予約は値上げしない。チケットの払い戻し・交換手数料は1.5ユーロ引き上げて19ユーロとする。