自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は15日、表面材製造の独ホルンシューフ・グループを買収することで合意したと発表した。非自動車業界向け事業を強化する考え。ホルンシューフを傘下企業ベネッケ・カリコに統合する。買収金額は明らかにしていない。
ホルンシューフは自動車のほか、家具、建設業界向けに樹脂製表面材を製造している。売上高(4億1,000万ユーロ)の半分以上を自動車以外の業界向けが占める。ドイツと米国に計4カ所の製造拠点を持ち、従業員数は1,800人強に上る。
ベネッケ・カリコは自動車、オフハイウェイ車両(建築車両、農業車両など)向けの表面材を主に手がけており、ホルンシューフを買収すると、顧客産業分野が拡大する。昨年の売上高は約5億5,000万ユーロだった。