鉄道設備業界が好調、上期売上が過去最高に

独鉄道設備業界団体VDBが18日発表した独業界の上半期(1~6月)の売上高は前年同期比5.8%増の55億ユーロとなり、過去最高を更新した。国外(輸出)が7.1%増の30億ユーロと好調で、全体をけん引。売り上げに占める輸出の割合は54%に達した。国内も4.2%増えて25億ユーロとなった。

部門別では全体の約4分の3を占める車両が好調だった。特に国外は9%強増の24億ユーロと大きく伸びた。国内は微増の17億ユーロだった。

低迷が続く鉄道インフラ部門は14億ユーロ(国内8億ユーロ、国外6億ユーロ)と低水準にとどまった。VDBは国内の信号扱い所や踏切は電子・デジタル化の必要があると指摘。また鉄道に対する市民を理解を広げるためには騒音防止措置も拡大しなければならないとして、インフラ予算の拡大を促した。

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