BMW―EVの新モデル投入へ―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は4日の決算発表で、電気自動車(EV)の新モデル投入計画を明らかにした。2019年に「ミニ」ブランド初のEVを発売。20年にはSUV「X3」のEVも売り出す。

2016年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比1.1%増の23億8,000万ユーロと小幅な伸びにとどまった。自動走行技術やコネクテッドカー、EVの分野で多額の投資を行ったことが響いた格好で、自動車部門の売上高営業利益率(EBITベース)は前年同期の9.1%から8.5%に低下。競合ダイムラーの乗用車部門(同11.8%)に大きく水をあけられた。

純利益は15.3%増の18億2,100万ユーロと好調だった。為替予約と原料先物取引の活用のほか、中国事業の好調がプラスに働いた。

売上高は233億6,200万ユーロで、4.6%増加した。金融サービス部門が13.9%増の64億300万ユーロと大きく伸びて全体をけん引。乗用車部門は2.8%増の215億6,400万ユーロだった。

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