CO2排出削減計画を政府が了承

ドイツ政府は14日、連邦環境省主導で策定した二酸化炭素(CO2)排出削減計画を承認した。同計画は昨年パリで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の取り決め(パリ協定)を受けたもので、エネルギーや製造業など各セクター別の削減目標値を設定した。

ドイツは2030年までにCO2排出量を1990年比で最低55%削減し、50年には自然界の炭素量が増減しないカーボンニュートラルをほぼ達成することを目標としている。

今回の計画で定められた各セクターの30年の削減目標はエネルギー業界が90年比マイナス59~61%、建築物が同66~67%、交通が同40~42%、製造業が同49~51%、農業が同31~34%となっている(表を参照)。

バーバラ・ヘンドリクス環境相は同計画をモロッコのマラケシュで開催中のCOP22で説明する。

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