ドイツ機械工業連盟(VDMA)は14日、つながる工場「インダストリー4.0(I4.0)」の普及に向けて技術者向けの研修プログラムを立ち上げると発表した。I4.0のソフトウエアに関する知識を現場の技術者に浸透させることはI4.0普及で大きなカギを握ることから、ミュンヘンのスタートアップ企業ユニバーシティ4インダストリーの協力を受けて同プログラムを実施する。研修プログラムは体系的に作られているものの、利用者各人の必要に応じて各要素を組み合わせることができる。
パイロットプロジェクトの第一弾としてセキュリティ分野のプログラムを提供する。VDMAは機械メーカーのほか、サプライヤー、ユーザー企業の技術者1万2,000人がI4.0に絡むセュリティ問題に取り組まなければならないと推定している。
プログラムは計15社の協力を受けて作成した。このため教材の内容は具体的で実地に役立つものになっているという。