電機業界9月は不調、生産・売上が減少

独電気電子工業会(ZVEI)が10日発表した独業界の9月の新規受注高は前年同月比0.1%増と小幅な伸びにとどまった。国内が4.0%減少。ユーロ圏(ドイツを除く)も2.9%落ち込んだ。ユーロ圏外は6.9%増加した。

1~9月の累計は前年同期を1.0%下回った。ユーロ圏は1.1%増加したものの、ユーロ圏外が3.2%縮小。国内も0.1%落ち込んだ。

9月の業界生産高(物価調整値)は前年同月を0.4%下回った。1~9月の累計は前年同期比1.6%増だった。

9月の業界売上高(名目)は163億ユーロで、前年同月から0.3%減少した。ユーロ圏が7.7%減の31億ユーロと大きく後退。国内も0.5%減って78億ユーロとなった。ユーロ圏外は4.8%増の54億ユーロだった。

1~9月の売上高は1,317億ユーロで、前年同期を1.1%上回った。国内(1.7%増の640億ユーロ)とユーロ圏外(1.2%増の430億ユーロ)が増加。ユーロ圏は0.4%減の247億ユーロへと低下した。

10月の業界景況感は現状判断が大きく改善したものの、今後の見通しはやや悪化した。

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