フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は5日、採用基準が厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。今秋に新規株式公開(IPO)を果たしたエネルギー大手のイノジーとユニパーがDAXに次ぐ株価指数であるMDAXにそろって採用される。これを受け、DMG森精機の独子会社DMG Mori AGと病院大手レーン・クリニクムは1ランク下のSDAXに引き下げられる。また、SDAXではフィンランドの消費者金融会社フェラトゥムと独日用雑貨大手ライフハイトが採用外となる。
ハイテク企業などを対象とする指数であるTecDAXにはバイオ医薬品開発のメディジーンが新規採用。経営不振の半導体製造装置メーカー、アイクストロンは時価総額が採用基準を割り込んだため除外される。
銘柄入れ替えは19日付で実施される。